昨日、ツイッターを眺めているとこんなような言葉が。
ITP2.1が発動!!アフィリエイター終了!!
え?なに?アフィリエイトってもダメなの?
そもそも「ITP2.1ってなに?」。そういえば少し前からASPのメールに「ITP2.0に対応しました。」とか「ITPの影響はありません。」なんてのも観た記憶が・・・
面倒なので調べてなかったけど、本当に「アフィリエイター終了」なら由々しき問題(アフィリエイターじゃないけど)。
ということで「ITP2.1」について調べてみました。
ITPってなんだ?
そもそも「ITP」って言葉の意味すら分かってないので、調べてみると
ITP(Intelligent Tracking Prevention)の略で2017年9月20日から、iPhoneなどに搭載されているSafariブラウザに追加されたトラッキング防止機能のこと。
ということです。
つまりSafari使っているユーザーからはトラッキングさせないよ、と。
なるほど、これは困りますね。
多くのASPはどのユーザーのどこ広告がクリックされて成果につながったのかをトラッキングしているわけですから・・・最悪「成果」がなくなるのでは?
ということで「アフィリエイター終了」なのですね。
ITPのバージョンでの違い
実はITPは急に出てきた話ではなく、前述の通り2017年9月20日からITP1.0は登場しています。
各ITPのバージョンでも多くな特徴は
- ITP1.0では、サードパーティークッキーが24時間のみ有効
- ITP2.0では、サードパーティークッキーが即時で破棄
- ITP2.1では、ファーストパーティークッキーの有効期限は7日となり、8日以降はファーストパーティークッキーも削除対象
になります。
なんだか難しいですね。
簡単に説明すると、ブラウザー(Microsoft Edge,Internet Explore,Google Chorme,Safariなど)は基本的にはユーザーのリソース(ディスクやプリンタ)にアクセスすることはできません。
これはセキュリティー上重要なことでこれが自由にアクセスできると、ファイルを勝手に書いたり、消したりできるようになります。(怖いですね。)
ですが、「Cookie(クッキー)」と呼ばれる仕組みを使うことによって、特定のエリアに情報を残すことができます。
ASPはこの仕組みを使ってユーザーがそのページまでに辿ってきた遷移を調べたり、広告がクリックされた日時等を保存して、再訪問などの管理をしてます。
よくある広告がクリックされた日時と実際に契約が完了した日時が数日ずれてても「成果」につながるのは、この仕組みを利用しているからです。
このクッキーには「ファーストパーティークッキー」と「サードパーティークッキー」があり、「Cookie(クッキー)」にはそれを発行したドメインが紐付けられており、自動メインの「Cookie(クッキー)」を「ファーストパーティークッキー」、他ドメインが発行したクッキーを「サードパーティークッキー」と呼びます。
通常、自分のサイトから、広告主へのページ遷移が行われるので行先では、自分のサイトでクリックされた状態は「サードパーティークッキー」になります。
で、そのままにしておくと「広告バナーから契約に至っても、誰のページから来たのかわからない」ようなことが発生します。
そのため、各ASPはこのようなことがおこならないようにITPに対応し、対策を施してきました。
ITP2.1での影響は?
で、今回のITP2.1での影響ですが、ファーストパーティークッキー」も8日以降はファーストパーティークッキーも削除対象なので、長期間の再訪問期間などが設定できなくなる可能性があります。
また、アクセス解析ツールなどでも長期間の情報がわからなくなる可能性がありますね。
まとめ
まだ各ASPともITP2.1に対応したという情報はあまり出てません。(ITP2.0には多くのASPが対応済です。)
今後情報は出てくるでしょうから、アフィリエイター側でも対応が必要なら随時行っていくことが重要ですね。
しばらく様子見です。
以上、ITP2.1ってなんだ?アフィリエイトにも影響するの?でした。